2013年の秋にたまたま立ち寄った梅田の書店で手に取った、
『夜行列車で旅するヨーロッパ』(イカロス出版)。
国内旅行でもよく夜行列車を使っていて、流れる景色を見ながら寝て、
目覚めると知らない土地の朝もやの中、という感覚が好きだったので、
この本は自分にはとても興味深く、すぐに購入した。
2012年に英仏を旅行した時に、ドーバー海峡をユーロスターで渡った経験があったが、
「海外で夜行列車」なんて考えたことが無かったので、ページを捲る旅にどんどん引き込まれていった。
国内の列車では珍しくなった食堂車、
北欧デザインの個室、
海を渡る夜行、
寝ている間の国境越え、
どれもこれも魅力的であった。
「夜行列車の旅に行こう。」
日本でも近いうちに無くなる夜行列車、2013年末の時点で残っている列車の切符は取りづらい状況だからこそ、
「今行かないと!」
と強く思った。
次の週末には、かの梅田の書店で
『地球の歩き方by Train ヨーロッパ鉄道の旅』(地球の歩き方編集室)
『トマス・クック ヨーロッパ鉄道時刻表』(地球の歩き方編集室)
を購入し、『夜行列車で旅するー』の中でも特に乗りたい列車を使うルートを考案。
「フィンランドからドイツを経由してポルトガルまで横断する。」
2013年の秋に大まかな目標が立った。