2014年8月にフィンランドからポルトガルまで、ヨーロッパを縦断した記録。
フィンランドの後はデンマーク・コペンハーゲンへ。
航空券はエクスペディアで予約した。
スカンジナビア航空(SAS)で片道19150円。
この旅行では機内持ち込みサイズのキャリーバッグ(8kg)をずっと持っていた。
空港で荷物を預けて引き取る手間と時間が惜しかったので、機内に手荷物として乗り込むつもりにしていた。
「ほんとにこの大きさ、重さで持ち込めるのだろうか?」
「先っぽが丸い鼻毛バサミも持ち込んで大丈夫なのだろうか?」
と海外旅行・飛行機旅行初心者の自分はかなり心配で出発前からインターネットで何度も調べていた。
しかしSASのサイトからは確信的な答えを見つけられずにいた。
当日、ドキドキしながらヘルシンキ空港第1ターミナルへ向かう。
SASの自動チェックイン機に家で印刷した、エクスペディアから送られたコードをかざすとボーディングパスが出てきた。レシートと同じ質のパスにちょっとげんなりする。
この手続きに日本語はたしか無かった。(うろ覚え)
大学受験の英語も忘れかけ、という自分でもなんとかなるぐらい簡単な英単語が並べられていたから助かった。
そしていよいよ、保安検査へ。
緊張しながら荷物を機械に通す・・・。
係員からは持っていた水について何か言われただけだった。
SASの欧州内線は一般的な機内持ち込みサイズのカバン、8kgなら持ち込める。
先っぽが丸い鼻毛バサミも大丈夫!!
コペンハーゲンでも鼻毛が切れる!ヨカッタ−!!
あとは空港内のショップをぶらぶら見つつ飛行機を待つ。
ムーミングッズ以上にアングリーバードが多すぎる!!!
フィンランドのアングリーバード推しは本当に強い。
そんなことを考えながらヘルシンキ空港をぶらぶらしていた。
ターミナルで過ごす時間は旅をしていることを強く自覚させる。
どこから来たのか、どこへ行くのか。
これまでどんな文化で生きてきたのか、お互いに分からない者同士がすれ違い、
同じ空気を吸う。
本当に幸せな時間。
これから乗る飛行機。
SASのSK1717便だが、BLUE1という会社の運行。
ヘルシンキからコペンハーゲンまで1時間30分ほどのフライト。
3−3シートの窓際に座る。隣が大柄なおじさんでかなりの圧迫感。
これトイレに行けないなぁ・・・。
飛行機が飛び立つと機内はすぐに乾燥してきた。
コーラが飲みたい・・・。
待てよ、この飛行機ドリンクが無料か有料かよくわからんやん。
シートポケットには飲み物の写真の横に金額が書いてある。????
すると、カートに飲み物を載せたCAのお姉さんが乗客一人一人に聴いて回っている。
あ、無料なんだね。
CAのお姉さんは先に、自分の隣の大柄男性に聴いていた。
「No.」と男性は応える。そして自分、
緊張のためか「No.」と言ってしまった!!!
隣のおっさんに連られた!!!しまった!!!
初めての海外一人旅からくる不慣れが悔やまれる!!!
慌てるも、もう遅かった。
CAは行ってしまった。
その後は乾燥と戦い、なんとかコペンハーゲン空港に着いた。
コペンハーゲン空港はヘルシンキ空港と違って、
かなり人が多い。
せっかくなら空港内をうろうろしようと思っていたが、
あまりにも人が多すぎてすぐに鉄道駅へ向かった。
空港駅のホームで気がついた。
コペンハーゲンって目がギラついた人がそこそこいる。
ヘルシンキではあまり感じなかった社会の格差が、
コペンハーゲンでは感じられる。
「ここからはより安全に気をつけないと。」と身を引き締めて列車に乗り込んだ。
コペンハーゲン中央駅までの列車はかなり広々としている。
大阪から金沢まで走っているサンダーバードみたい。
15分ぐらいで中央駅に着いた。
これぞヨーロッパの駅。という感じ。
この日は中央駅から徒歩5分のHotel NEBOに泊まった。
一泊9970円の部屋がこちら。
古いながらも清潔感はある。
真正面にOSAKA SUSHIとかいうお店。笑
8月といえどもかなり寒い雨の日、ホテルに着いて荷物を置くとすぐに散歩へでかけた。