JALに年間50回搭乗することで上級会員を目指すJGC修行。43、44回目の搭乗として出雲に行ってきました。出雲滞在の5時間で観光を楽しむこともできました。
- JGC修行で出雲行きを考えている人
- 日帰り出雲旅行を考えている人
に読んでもらえると、出雲旅行のプランの参考になると思います。
行程
伊丹出発
ボンバルディアのDHC8-Q400に乗り込みます。
3月の奄美・アイランドホッピング以来のこの機材。プロペラを間近に見ることができてワクワクします。
座席から車輪が見えるところがこの機材のおもしろいところです。
この日は天気が良く空気が澄んでいて、甲子園もキレイに見えました。
出雲までは1時間とあっと言う間です。いつも持ち歩くiPad miniで本を読んでるとすぐに出雲に到着しました。
#jal #jac #bombardier #izo #izumo
海のように大きな宍道湖の上で高度を下げていき、出雲空港に着陸!
降りたら歩いて空港に入ります。修行がもう少しで終わるので「ボンバルディアに乗ることはしばらく無いかもしれない」と思うとこの風景が少し寂しくもなりました。
空港に入るとすぐにしまねっこがお出迎え。
出雲空港から出雲大社へ
帰りの便までは5時間。この5時間で出雲を楽しみます。この日は出雲在住でJGC修行をしている方に案内して頂けることになっていて、その方の車で出雲を周りました。Twitterで発信しているとこんなことがあるんですね。情報発信って良いことです。
空港から車で30〜40分で到着します。
以前に行ったことのある三重の伊勢神宮の神秘的な雰囲気を想像して入ったのですが、そんなことはなく親しみやすさのある雰囲気でした。本殿の裏には、手を合わせるうさぎの石像などポップなところもあります。
ここ出雲大社は旧暦10月「神無月」に全国から神様が集まって来ます。だから出雲ではこの時期11月27日から12月4日までを「神在月」と読んでいます。
一般に旧暦10月を「神無月」と申しますが、これは全国の村々里々にお鎮りの神々が、1年に1度、目には見えない「神事(かみごと)」を司られる「大国主大神」さまがお鎮りになります出雲大社にお集いになられ、人々の“しあわせ”の御縁を結ぶ会議「神議(かみはかり)」がなされる故事に由来します。それゆえ、古くより出雲地方では旧暦10月は神さまがお集いになられる月ですので「神在月(かみありづき)」と申しております。
出雲そばとぜんざい
出雲大社の参道にはお蕎麦屋さんがいっぱい!そこでお蕎麦を頂きました。
お椀が3段になって出てきます。薬味をのせて、お出汁をかけて食べます。麺は平麺で噛みごたえがありました。讃岐うどんのようにコシのある麺じゃないと満足できない僕には、めちゃくちゃ良い蕎麦でした。美味しかったです。
一緒に出てきたぜんざいも美味しいかったです。実は出雲はぜんざい発祥の地なんです。
出雲地方では旧暦の10月に全国から神々が集まり、このとき出雲では「神在祭(かみありさい)」と呼ばれる神事が執り行われています。
そのお祭りの折に振る舞われたのが「神在(じんざい)餅」です。その「じんざい」が、出雲弁(ずーずー弁)で訛って「ずんざい」、さらには「ぜんざい」となって、京都に伝わったと言われています。
稲佐の浜
出雲大社から車ですぐのところにある稲佐の浜に行きました。
全国の神々が出雲大社にお集いになられる“出雲神在”。出雲大社の西方約1キロの稲佐の浜では全国の神々をお迎えする古式豊かな「神迎(かみむかえ)神事」が執り行われます。この神秘の神事の後、ご到着された神々は御使神「龍蛇(りゅうじゃ)神」さまをご先導として出雲大社まで御神幸なされます。そして、神楽殿にて奉迎の神迎祭がお仕えされます。この御神幸のお供の方には「神迎御幣」をお授けいたします。どうぞ、神々をお迎えされお供をお仕えされて“出雲神在”の奇しき御神縁をお結び下さい。
この日はかなり風が強く、海が荒れていました。めちゃくちゃ寒かった〜。鳥居がある岩は弁天島です。この日は浜と島の間が1mぐらいになっていましたが、潮が全部引くときもあるそうです。がんばって岩を登ってるおっちゃんもいました。
一畑電車・出雲大社前駅と国鉄・大社駅
電車で出雲大社に来るならこの一畑電車に乗ります。2010年の「RAILWAYS」という映画で話題になったこの電車を見にきました。
この出雲大社前駅の駅舎もなかなか雰囲気のある建物です。このスタンドグラス、窓、ベンチがとてもマッチしています。駅を見るだけでも楽しめるので、出雲大社に車で来た人も歩いて立ち寄ってみてください。
一畑電車の駅から車で3分のところには、昔の国鉄の大社駅舎が残されています。今はこの路線は廃線となっていて、駅舎とSLの展示と駅舎内レストランがあります。
駅の中は天井が高くとても開放的です。昭和レトロが感じられるステキな駅舎が駅舎として使われていないのはもったいなくも感じます。
駅の外にはSLのD51が野ざらしになっています。かなり状態が悪そう・・・。
運転台にも入れます。
今まで廃線・廃駅にはあまり興味が無かった僕も楽しめるスポットでした。無料で見学ができます。
伊丹へ帰る
ここまでいろいろと車で周って空港に戻って来たら14:20頃。お土産を買って、空港の喫茶店でコーヒーを飲んで一服して飛行機に乗ります。
帰りは但馬タッチでおなじみのサーブ340でした。行きのボンバルディアよりもコンパクトです。
#airline #jal #jac #saab340 #osaka #itm
伊丹空港着陸前16:20頃、夕日が射す大阪平野はいつになく美しい眺めでした。
まとめ
飛行機に乗るだけが目的になりがちなJGC修行ですが、往復の便の時間を5時間空けただけでこんなにも楽しめました。僕は大阪からでしたが、国内の他の地域からも同じように観光できそうです。2017年11月〜2018年1月までのスケジュールで見ると、
東京から行く人
JAL279便10:15羽田発11:45出雲着/JAL284便16:25出雲発17:45羽田着
名古屋から行く人
JAL4433便10:50小牧発11:50出雲着/JAL4436便17:10出雲発18:10小牧着
福岡から行く人
JAC3551便8:00福岡発9:05出雲着/JAC3554便15:50出雲発17:05福岡着
この便を選ぶと少しは修行が楽しいものになりそうです。
出雲空港から短時間で楽しめる、出雲大社・出雲そば・ぜんざい・鉄道の紹介でした!