香川県の坂出駅のすぐ近くにコーヒーのおいしいお店を見つけました。
・店のフランクな雰囲気がいい!
・少し緊張しながら入店
このお店を見つけたのは、坂出のホテルに泊まった翌朝にコーヒーを飲みたくてネットで検索したときでした。
お店のレビューには「コーヒー好きにはぜひ訪れて欲しい店」と書かれていたので行くことにした。
お店の外観は失礼ながら古びた感じで、少し敷居の高さを感じた。
恐る恐る入るも「いらっしゃいませ」の声は聞こえず拍子抜けした。
・マスターのおっちゃん
このとき店の奥のお手洗いから出てきたおっちゃん(「おじさん」では無く「おっちゃん」)と目が合った。
このおっちゃん、モンベルかなんかのアウトドアブランドのダウンジャケットを着ていて、いかにも”田舎の近所のおっちゃんが暇な時間に馴染みの店に来た”、という感じだった。
おっちゃんはニコリと会釈する。香川県民特有の新しい存在をすぐに受け入れる雰囲気だ。
すると「どこでもええから座って〜」と行って店のカウンターに入った。
マスターだったのである。
・コーヒーの説明が丁寧
メニューを見ると「ブルーマウンテン」だの、「キリマンジャロ」とコーヒーの銘柄が並んでいる。
コーヒーは好きだが、このへんの違いがイマイチわかっていない自分はメニューとにらめっこしていた。
するとおっちゃんが「どんなんがええの?」と声をかけてくれる。
「酸っぱいのは苦手なんです。」という自分の主張にも、
「それやったらブラジルやな〜。薄いのと濃いのどっちがいいんや?」
と提案してくれた。
濃い方を注文して、しばらく店の雰囲気を感じながら飲んでいると
「これが薄い方な。豆を浅く炒ってるんやわ。」と、薄い方の試飲も持って来てくれた。
とても美味しいコーヒーとマスターの丁寧なコーヒーの出し方に感銘を受け、
帰りに豆も買うことにした。
基本は200gからの販売のようだったが、こちらの要望で100gで売ってくれた。
「ちょっと割高なんやけどな〜。」と申し訳無さそうに「浅煎りのもおまけしとくわ。」と20gつけてくれた。
豆を生産している農場のこと、豆を卸している芦屋のお店のこと、豆の保存の仕方についても丁寧に教えてくれた。
・ねこ
マスターのおっちゃんだけでなく、このマスターがかわいがっているねこもこのお店の特徴だろう。
店の中でコーヒーを飲んでいる時、他にも2〜3人お客はいたが、
「ちょっとねこかわいがって来るわ〜」と奥さんに店内を任せておっちゃんは店先でねこを撫でていた。
このお店のブログもねこの写真ばかりである。
Clipper Clubについて – Clipper Club 自家焙煎コーヒーの店
・アクセス
予讃線の坂出駅の北出口、バスロータリーの西側にある。
坂出駅は特急・快速も停まる駅である。
本州から高松までのきっぷがあるなら途中下車もできる。
また、坂出から高松も20分未満とすごく近い。
駅からすぐに行ける名店。
高松までの出張、旅行、お遍路などの予定があればぜひ寄り道して欲しい超名店!!