ヘルシンキ観光で必ず行こうと思っていたのが
「かもめ食堂」
小林聡美さん、片桐はいりさん、もたいまさこさんの出演する映画の舞台である。
ヘルシンキのガイドブック、旅行記ブログには必ず取り上げられる場所である。
映画に出てくる日本食レストランを撮影したこの場所もまた、レストランなのである。
ヘルシンキ中央駅前からトラムに乗っていく。
トラムは3系統に乗り、viiskulmaという停留所で降りて4分ほど歩いた。
トラムの車内では、現地のおじいさんに
「どこまで行くの?」と聴かれ、停留所名の発音がわからないから地図を指さして見せると、
「3つ目で降りるんだよ!」と穏やかに教えてくれた。
特にこちらが困った素振りをしていない(つもりだった)のに、
アジア青年に声をかけてくれるヘルシンキ人には親切なイメージを抱いている。
viiskulmaで降りたらまだまだ明るい(19時頃)のに人が一人もいない寂しい道を歩いた。すると、
あった!
外観は映画で見たのと一緒!
ただ、中は少し暗め。
そして日本人ばかり!!
ヘルシンキに来た観光客はきっと全員ここに吸い込まれている。
中に入るも店員はおばちゃん1人のみで、入ってきた客に気を遣う間も無いほど忙しそうにしている。それだけ繁盛しているのである。
初一人海外最初の地で入ったレストランで戸惑う自分。
店の奥のレジでもじもじしていると、店員のおばちゃんがメニューを差し出してきた。
kampelaa(ヒラメ?ヒラメのようなもの?)を注文すると、
店員のおばちゃんはサラダバー、スープバーの場所を指さして、奥の厨房へと消えていった。
程なくして、厨房から中国人(おそらく)の女の子が料理を持ってきてくれた。もう一人店員がいたようだ。
ここはフィンランドといえど、特に変わった味付けもしておらずとても食べやすかった。
が、飛行機での寝不足などが祟って完食はできなかった。
値段は13€。
これ以上出歩くのはしんどいと思い、来た道のりを戻ってホテルへ入った。
KAHVILA SUOM
ここでメニューも見られます。(英語)